旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
販売展示中車両の事前整備の様子をご紹介致します。
周知の通り昨今は純正部品の長期欠品や運搬の滞りなどの要因が重なり、思う様に交換予定の部品が揃わず、作業が進まない状況も多く・・・
そのような場合にはその隙間時間を利用して展示車両の部分的納車整備を行う場合もあります。
今回のご紹介のケースなどは正にその様な隙間時間を利用して行った整備作業の一コマとなります。
上記車両は、今から約5年程前に当店にてエンジン、ミッション、足回り、水回り等各部のオーバーホールを行い、外装についても同色全塗装を行いご納車させて頂いた個体となります。
この度はお客様のご事情で再入庫して参りました。
納車時から約28000キロ程走行であり、前回の交換時期と普段の使用状況を加味してもまだまだ「タイミングベルト関連一式」は無用と判断出来ますが。
次期オーナーの手元に届いた2~3年の後には再び「タイミングベルト関連一式」整備時期となり、またその際には過去の「タイミングベルト関連一式交換」とは違い、さらに深い部位迄手を加えなくては成らず、その際の費用も決して安価ではありません・・・
今回は下記が追加作業となります。
実車は前回のエンジンオーバーホールを実施の後、半年又は3000キロ毎に当店で確りとオイルメンテナンスを行っていた関係で、エンジン内部の状態はご覧の様にとても綺麗ですが・・・
今回は通常のタイミングベルト関係の作業に追加して、ロッカーシャフトとカムシャフトを取り外しての作業は画像中央部分の「オイルシール」を交換します。
※上記作業を追加する理由は・・・
ここ迄の作業を行うと過去に実施していた「タイミングベルト関連一式」より工賃も嵩みますので、ご納車の後の負担軽減もあり敢えて先回り予防整備を実施しています。
因みに「シリンダー判別センサー」等の内部部品と共に、通常は外ベルトと称する「A.Cジェネレーターベルト」と「コンプレッサーベルト」の交換も必須となります。
またそれ以外にはこんなことも・・・因みに当店では現在「タイミングベルト関連」ついては敢えて社外部品を使用しております。
理由は上記を⇒「クリック」してご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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