close >>

エンジン&ミッションなどをOH済なのに何故各部の再整備を行うのでしょうか?前編 追加整備

2023年11月18日

旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。

 

S/A様に成約頂いた黄ビートの納車整備の様子のご紹介となります。

現車は当店の管理ユーザー様が今から約4年程前にエンジン及びミッション、足回り、エアコン他の外装を省いた総合リフレッシュが既に施工済みの個体となります。前オーナー様のご都合により当店に入庫した後、この度S/A様にご成約頂きました。

では、納車は直ぐにとなりそうですが・・・。当店からするとそうも行かない理由があります。

 

実は今から約4年程前に前オーナー様が当店で総合整備を施工されました。しかしその後からの約4年間車検を含め、オイル交換等一度も当店にご入庫が御座いませんでした。でも、あれだけ整備したのだから車検2回連続くらいの期間ならば何もしなくても大丈夫なのでは?

 

しかし、その間に部品交換を実施されなかった部位や再販が叶うも再び製廃となる部品の交換がなされていません。

理由は納車後数年で乗れなくなる様なビートは当店では販売していないからです。

具体的には左右の「ヘッドライトユニット」や、それらを劣化から守る為のLED化。

 

また、約4年程前にリフレッシュを済みのエアコン関連ですが・・・。

その間に当店がイソマサ対策部品として開発した容量の大きいエアコン「クーリングファンモーターCOMP」に交換することによって熱交換率が大幅に向上。

結果!良く冷えるようになります。

 

こちらも「ステアリンギヤボックスCOMP」を取り外してオーバーホールを行うと共に、「タイロッドダストシール」や再販部品である「ラックエンドセット」他の交換も行います。

ブレーキ「フロントキャリパーサブASSY」については4年ほど前迄はオーバーホールを基準としておりましたが、複数回のオーバーホールは叶わない為。再販が叶った現在は前後共にメーカー在庫が在るうち関連部品の含めて新品交換としています。

 

ご覧の様に左右の「リヤキャリパーサブASSY」も新品交換としました。勿論!既存装着されていた物が駄目ではありませんでした。

しかし、この先のオーバーホールが叶わないとなると問題だからです。数は言えませんが新品部品にも限りがありますので・・・

◎旧車を維持する際に部品交換を躊躇すれば、ある日突然!乗れなくなる確率が高くなります。

 

生誕30年を経過した旧車ですので、出来れば「純正再販部品」を率先して購入し、予防も兼ねた「先回り整備」を実施しながら維持して行くのがビートが唯一存続出来る道だとも思っております。<(_ _)>

 

次回のご紹介は外装編となります。

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

コメントは受け付けていません。

関連する人気記事

Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2024 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE