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成約車の納車整備の様子 最終章 総合点検とロードテストの実施。

2024年03月12日

旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。

 

宮城県在住のH/M様にご成約頂いた黄ビートの納車整備の様子の続編となります。この度は「セミコンプリートパッケージ」にて販売させて頂きました。具体的にはエンジン本体及びトランスミッション本体については1年間又は1万キロ走行迄保証となります。

この車両は当店の管理ユーザー様から入庫しました。従いまして常日頃から気になる点があれば即、整備対応を行って来た優良整備車となります。

既に施工済みであった各部の再点検と各部の部品交換を済ませた黄ビートの納車点検整備作業もいよいよ完成が見えて参りました。

 

前オーナー様が行った定期的な先回り予防整備の成果も有り、既に純正製廃となってしまった「スロットルワイヤー」、「プレッシャーレギュレーター」や「イグナイター」、「フューエルフィードホース」や、「燃料ポンプ」・「フューエルタンクCOMP」等の燃料系の各部品を初め、エンジンマウンントなども既に交換済みとなっていますのでご納車後も安心してお乗り頂く事が出来ます。(^_^)v

この点が当店が「基本的に管理ユーザー様がお乗りだった個体を中心に販売している理由」となります。

 

整備の完成の後には、オーバーホールを実施したトランスミッションの初期慣らしを含めて、先ずは約50km程ロードテストを行った後に、水漏れ・オイル漏れなどの発症が無いかを点検の為に工場に戻り、リフトアップしての点検及び各部の増し締めを行いました。

 

点検の結果各部共に特に問題は無い事を確認しました。

その様な訳で、走行に問題が無く通常であればお客様に完成のお知らせと併せてご納車のご連絡を差し上げるところです。

 

しかし、今回はトランスミッションのオーバーホールを実施しましたので、初期慣らしを行いながら約500km走行の後に点検を兼ねたミッションオイルの交換を要します。

只、H/M様のお住まい迄は当店から片道約280km程の道のりとなり、ご納車の後に即オイル交換となってしまいます。

今回のケースの様な場合には小生自ら数日間を掛け、1セット約50km✖7セット=約350km程のロードテストを行います。その後に再び検車を行うと共に、LSDトランスミッションオイルMOTUL GEAR FF-LSD TYPE 75W-90 VL2)の交換を行い、ご納車とさせていただきます。

H/M様、定休日明けにご連絡を差し上げます。

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

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