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旧車を舐めては駄目!キーシリンダー配線部分の接点不良の件、状況に依っては火災を誘発する可能性も・・・。

2022年10月19日

当店の管理ユーザー様に於いては「純正キーシリンダー」が製廃の後の、今から約十数年前より先回り予防整備の一環で既にほぼ施工が済んでいる案件ですが。ここ数年来他のビートに於いて多くトラブルを発症しているようです。

ではキーシリンダーが駄目になるとどんなことが起こる?

走行中にいきなりエンジンがの吹け上がらなくなったり、突然ストールしたり。また、キーシリンダーを廻しエンジンを始動の後、キーから手を離すとエンジンがストールしたり、最悪はスターターを廻しクランキングするもエンジン始動不能などetc・・・の症状を起こす根源となります。

 

では今回のお話です。

基本的に「イソマサ対策部品」は部品のみの供給はお断りしているのですが・・・。それを押しての遠方からのお問合わせで有り、ユーザー様の悲痛な思いが強く伝わってまいりました。(>_<)

この度は石川県からのお問い合わせです。

詳しくお話を伺ってみると、部品の通販等を行う供給業者に複数問い合わせた結果。各々の答えが一部配線加工や、移植、ハーネスの差替をおこなって取付けてくださいとのこと。ユーザー様自信の技術スキルを含め、修理依頼している工場に於いても装着に際しては今一つ合点がいかない。判らないとのこと。

 

お客様としては対策品の「イグニッションハーネス」が送られ来たら、其のまま取付けてその部位の問題を完結としたいとのご要望のようです。

 

ざっとこんな感じで、配線の組み換え等行わずにネジを閉めて簡単に取り付けが出来ることなのでしょうね。

 

この度のお話を伺って、供給側にに少々問題が有るような感じがしました。( ̄д ̄) これって比較的に技術スキルのある方が陥り易い「あるある」だとも。

供給側の当たり前が、一般の方にとっては高度な技術だという事に気付いてない俳もお出でかと・・・。※それって、もしかしたら、SNSなどでオーナー様が器用に愛車をDIYしている様子を基準に、大方のユーザー様もこの位は作業出来るのではと考えての事ではないのでしょうか?

それと懸念する事がもう一つあります。部位に依っては素人の方が取付けて本当に問題が生じないのか?です。”(-“”-)”

では、今回の事案を検証してみましょう。イグニッションキーが差し込まれた際に回転する部分にご注目ください。

 

拡大画像だと更にわかり易いと思いますが、接点はかなり減っています。更に問題なのはその接点部分に「焼け」を確認出来ます。これは明らかに接点不良と同時に発症したと思われる電気のスパーク痕。状況が悪化すればステアリングの付け根付近から炎上する可能も・・・。(~_~;)

これは何もビートだけに限った事ではなく「旧車あるある」でもあります。

 

これが新しい部品ですので、接点等の状態からしてその違いは歴然ですね!でも、配線の差し替え違いなどでも最悪はその部位から発火し、車両火災の恐れも否めない事をご承知おきください。

従って業者側から別車の部品を複合して組み立てれば大丈夫!などと、軽率にその方法を公開するのは如何なものか。※何故なら営利目的行う側。勿論!国土交通省認証工場である当店などの場合は特に!「作業は飽くまで自己責任で・・・」と言うのは社会通念上は到底許されないと思いますので・・・。

 

一例としてですが

例えば、ユーザー様自身が、車種違いの純正部品の組み合わせでトラブルが解消出来ると主張するも、その要望をディーラーで取合う事は先ず無い筈ですから・・・

その時こそが「プロショップ」の出番だと小生は思っています。

実際にその「対策部品の安全性を検証」の為、度重なるロードテストを行った後にユーザー様に装着のご提案をすべきものだとも思っています。※因みに当店のスタッフの中には、往復150キロ程の道のりを毎日ビートで通勤している者もおります。

そのような思いから!

当店では「イソマサ対策部品」の部品のみの販売をご容赦頂いております。

施工頂く際には、現車をご入庫での作業を前提とさせて頂いております。m(__)m

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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