旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
昨年末、原点回帰を目的とした総合整備を施工の後に継続車検を取得した黄ビート。また、その際には装着されていたタイヤとホイールで問題無く車検もパス出来たのですが・・・。
その後、製造年月の古さを懸念して、既存装着タイヤをリフレッシュするべく、現況入手が叶う別メーカーの同サイズのタイヤに交換したそうですが・・・
ご覧の様にリヤ側フェンダーから「はみ出て」しまいました。
ですが、実は今回の点検でご入庫頂いた際には外観上は「はみ出て」はおらず、一見何ら問題も有りませんでした。しかし、リフトアップして検車を行うと・・・
アレ?
うむ!何んとサスペンション(車高調)のロックダイヤル部分が、タイヤの内側と接触しています。更に粉上の付着物はタイヤが削れた際に出た「ゴムカス」です。(@_@;)
御覧の様にタイヤの内側のサイドウォール部分も削れています。トレッドパターン部分と比べてサイドウォール部分は余り丈夫では無いので、現況に於いても走行するにはとても危険な状況となります。
では何故このような状態になってしまったか?
例えば今回の様に195/45/15の同サイズであっても、製造メーカーによっては約5ミリ程総幅に違いがあります。
従って以前装着されていたタイヤの場合はフェンダー面と面一で、尚且つ同サイズのタイヤであってもタイヤ幅が細目だったのか?内側に接触は見られなかったとのだと思われます。
しかし、今回チョイスしたタイヤは若干幅広だったのだのです。
その対応として
兎に角走れるようにする為に内側のクリアランスを確保出来るサイズのスペーサーを取り付け、タイヤが正常に回転出来るようにしました。
只、フェンダー面一はお客様の「こだわり」の強い部分なので、プロショップとして走行する際の安全と安心を確保しながら適切なセッティングのアドバイスをさせて頂きたいと思います。
※因みに上記サイズを装着する場合は、「フェンダー詰め折り」や「スタッドボルト延長」、「スペーサー取付」、「キャンバー調整」等を駆使して装着する特殊なケースとなります。
ご覧いただき、ありがとうございます。
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2024 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント