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ハイギアード化を実施した38万キロ黄ビートのミッションメンテナンスしました。果たしてフィ-リングテストの結果は・・・?

2019年11月18日

このところ、代車やら何やらで暫く手元から離れていたデモカー兼務の小生の愛車黄ビートですが、この度、ミッションのオーバーホールを実施する事となりました。

 

今から約8年ほど前、エンジンを冷却する為の水まわりの一部であるウォーターパイプ部分から腐食・錆びが原因で水漏れを発症し、オーバーヒートによりエンジン本体を破損してしまいました。

 

その際に、エンジン本体のリビルド化と併せてミッション本体のオーバーホールも実施しました。

 

またその際ミッションについては、フィーリングテストを兼ねて他車種流用にて5速ハイギヤード化をも実施。

 

内容的には標準5速ギヤ0.941⇒0.810(現在入手不可)へと変更し、テストを重ねておりました。

 

結果としては、確かに高速道路においては回転数も500回転程下がり低燃費効果を発揮するとは思いますが、その代償として4速~5速間が離れてしまい繋がりに多少違和感が感じました。

 

また長い上り坂では5速の状態でアクセルを踏んでも加速せず(鈍く)、シフトダウンを強いられる場面も多々ありました。

※標準仕様では問題なく走行出来るような場面でです。上記が0.810ギヤを装着後、約3万キロ程走行にて小生が感じたことです。

 

従って、若しハイギヤード化を実施したいという場合は0.861か0.885の方が特に違和感も無く普通に乗り易く、また、回転数も標準比:約100~200回転程の下がりかと思われ、プチ燃費向上が計れると思います。

 

今回のオーバーホールにおいて0.810ハイギヤード化のテストを終えたミッションは、標準5速ギヤ0.941へと戻します。

 

また試乗の際、不適切な操作(シフトミス)が原因でシフトチェンジの際に「ガリ」っとギヤ鳴りを発していた3速・4速のシンクロナイザースリーブセットも、各ベアリングや各オイルシール類と併せて交換となります。

 

※その他のパーツについては前回のオーバーホールにて総て交換済となっております。

 

ミッションオーバーホールは無事完了!

 

続いてクラッチ系のメンテナンスとなります。

 

上記画像左側は今から5年程前迄選択使用していた社外品クラッチセットです。当時は純正と比べて安価な為、お客様と相談にて純正と社外品の2択にて使用しておりました。

 

但、ある時期を境に、装着後少走行にも拘らず「クラッチ滑りを複数台数において発症」問題ありと判断し、純正部品に切り替えた経緯がありました。

 

8年前のエンジンオーバーホールの際にも交換済のクランクシャフトオイルシール(フライホイールの奥側)ですが、滅多に開ける部位ではないので、このタイミングにてに新品オイルシールに交換しました。

 

クラッチカバー、ディスク、レリーズ&パイロットベアリング、シフトフォーク&スプリング等は再使用せず、総て純正新品パーツ交換としました。

 

作業終了の後、早々に試運転を開始! 何と!愛車黄ビートは8年の歳月を経て、本来の素晴らしいシフトフィーリングを取り戻しました。 

 

小生の普段の足として使用してる黄ビートですが、メンテナンスが終わり、本来の調子に戻り、小生、お客様と同様に非常に喜びを感じている次第です。(*^_^*)

 

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

 

 

 

“ハイギアード化を実施した38万キロ黄ビートのミッションメンテナンスしました。果たしてフィ-リングテストの結果は・・・?” への1件のコメント

  1. NY より:

    確かこの個体は、20周年の足回りが組んでありましたよね?
    そしてクラッチとシフトフィールが、最適化されてると聞いたら(*^^*)
    思わずにやけてしまいますね~!

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