下記画像の遣れて如何にも駄目そうな部品の正体はブレーキキャリパー内の構成部品の一つである「ピストン」です。
その中で注目すべきは左から2番目が右フロント側ブレーキキャリパーに装着されていた「ピストン」となります。走行中に加速感に鈍さを感じたのと、一寸強めにブレーキペダルを踏み込むとハンドルを取られる? ( ゚д゚)ウム
不安を感じたので安全な場所に車両を停車。各ホイール部分近くに手をかざして点検するとフロント右側だけ「異常な発熱」を感じたそうです。
症状からして「ブレーキキャリパーピストンの焼付き」となります。ブレーキキャリパーのオーバーホールの際には再使用を断念し、前・後4個共に新品交換対応としました。
BEATに乗って10数年。現在の個体は2台目というスキルのお客様でしたので、今回のような判断も容易に出来たとのだと思います。(^_^)v
因みにこちらがフロント右側に着いていたディスクパッドで、白くなっている部分が「焼付き痕」です。更に「左・右のパットの厚み」を良~くご覧になってから下記パットと比べてみてください。
左フロント側に装着されていた物ですが上記右側の物と比べて、正常な物は明らかに厚みと色が違いまね!其のまま使用を続けて右側だけが完全にブレーキ機能を発揮できなくなればと考えただけで・・・。(~_~;)
また、ビートに使用されるブレーキキャリパーは場合は「前・後共に片押しピストン」タイプですので、内側からディスクパッド本体を押すタイプ。従ってデスクパッド奥側の方が多く減りますので、目視で残量点検の際のはご注意ください。( ..)φメモメモ
新品のディスクパッドはこんなに厚みがあります。
また今回はブレーキシリンダー側はホーニング作業(研磨作業)にて何とか使用可能でしたが・・・。若しも使用不可の場合新品供給可能はフロント右側のみ、フロント左側を含めリヤ側キャリパーは左・右とも既にご相談パーツとなっております。
最悪の場合は車検も受かりませんので乗れなくな可能性も・・・。
従って、ブレーキキャリパーについては定期的なメンテナンス又は早めの対応が寛容かと思われます。
読んでいただいてありがとうございます。
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今晩は! いつも楽しく、沢山の為になる事象を拝見して居ます。
このF右だけが走行中にブレーキが掛かる状態は 引きずり と言うより ブレーキラインに何らかの圧が掛かり 勝手にブレーキが踏まれる? 本当の原因は・・・?
林 哲夫様
勝手にブレーキがかかった訳ではなく、
画像のようにブレーキキャリパーピストンの焼きつきが原因で固着気味になったと思われます。今回の場合は完全にブレーキがロックしている状態ではありませんでした。
右前側一輪だけ特にしゅう動抵抗が強くかかった状態でした。