茨城県在住のK様にご成約頂いたH18年式 バモス 4WD 5速マニュアル車の納車整備の様子です。
K様は現在もバモスの4WD 5速マニュアル車をお乗りですが、この度の新車販売終了に伴い良質車を少しでも長く所有出来る事を目的にこの度ご購入頂く事となりました。
走行距離は76千キロと比較的少走行の個体ですが、新車時に装着されたヘッドガスケットの材質不良が原因?にてのガスケット抜け点検及び対策品ヘッドガスケットに交換とあわせてタイミングベルト/WP他も刷新しました。
新車時から装着されていたガスケットの画像です。
点検の結果ヘッドガスケット抜けは発症していませんでしたが、部分的にその兆候が診られた為。
シリンダーヘッドとブロックの面修正研磨を施工。末永く愛用する為には今回の様に早めの予防対策が寛容と思われます。
低中速回転域を多く使用するバモスの場合、この様な作業を施すことにより大方は改善されますが、ビートのように高回転使用の場合はこの限りでは無く更に大掛かりな作業を要求されます。
作業に際してもう一つの重要なポイントとなるのがウオーターライン内のエア抜き作業。ウオーターパイプやエンジン近辺に数カ所のエア抜きのコックが有りますがバモスは中々エアーは抜けづらいです。
画像のようにエンジンを掛けたまま前・後のをジャッキアップにて何度も繰り返し角度を変えてエア抜けを促進。その後エンジン停止にて冷却、一晩置いて翌朝水量を確認。
当店の場合更に約50キロ程試運転し、エンジンを冷やして翌朝再度水量を点検と作業完了までに3日~5日ほどかけて終了となります。
読んでいただいてありがとうございます。
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