旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。

T/H様にご成約頂いたH24年式バモス 2WD Lスタイリングパッケージ 5MT 走行距離101,200km。
今回はエンジン関連の整備の様子のご紹介です。

先ず現車は101,200km程の走行ですので、一般的にはタイミングベルト関連一式(ウォーターポンプ等も含む)交換作業を要する時期となります。しかし、タイミングベルト方式のエンジンの場合に限って言えば、走行距離だけでベルトの劣化の良否を測るのはとっても危険。
まさに「バモス」が上記のそれに該当します。例え走行距離が少ない個体であっても経年に依る部品の劣化は否めない事実なのです。 (@_@;)

惜しまれつつも平成30年5月をもって生産終了となってしまったバモスに於いては、新車登録から10数年が経過した個体が殆どですので、この先も末永く乗れる様にとの思いから、バモス専門店でもある当店では、車両状態に依ってはエンジン本体の更に深い部分迄踏み込んでの再構築作業を行います。

シリンダーヘッド関連の清掃と共に消耗部品を交換

上記は車体に搭載されているエンジン本体からシリンダーヘッドASSYを取り外した画像となりますが、この段階では既にシリンダーブロックASSYの上面の「面研磨修正」作業を終え、新しい「シリンダーヘッドガスケットCOMP」を装着。

そして再びシリンダーヘッドCOMPを合体させます。

最後に「カムシャフト」「クランクシャフト」のオイルシール交換も含めたタイミングベルト関連一式部品(タイミングベルトキット・タイミングベルトテンショナーCOMP・タイミングベルトアイドラー・ウォーターポンプCOMP・サーモスタット・カバーシール等)を洩れなく交換して作業完了となりました。
上記作業を行えば当然エンジン関連に対する安心が担保されます。あとは良質のオイルをマメに交換して頂ければE07型エンジンは丈夫なので末永くベストコンデションを保つことが出来ます。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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