旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
当店がエンジン製作を承る際のテーマは「長くビートを楽しめる」です。
ですので新車時からの能力を超えようと、意図的に各所の加工や社外部品などを行い、性能を高めるような作業は基本的に承っておりません。
「チューニングは甘い誘惑と自己責任がセット」かと・・・。従ってその魔力に勝てない俳は、判ってやっているので別にそれで良いのではとも・・・(;^ω^)
新車でお乗りになってからの経年劣化の具合も10年、20年、そして30年目~となりますと大きく変化を遂げております。
その様なこともあり、エンジン本体のリビルド化(再構築化)と申しましても、今までの「リビルドエンジンの製作内容」では到底ライフは短くなってしまいます。
例えば新車時から10年、10万km迄良い状態を保てたとして、一般的なリビルド化の場合、当然!新車時と同じ様に性能が回復できるとは限りません。
それもあり、当店ではロングライフを目的に「消耗部品の再使用は極力避け」、殆ど純正パーツの新品を組み込み製作しています。
更に「長くビートを楽しめる」為に有効と思われる部位に於いては、コーティング加工などのひと手間を掛けています。
併せて「タイミングベルトプーリーCOMP」などにも同様の処理も、実車での長距離走行テストを行って培った実績を踏まえ採用しています。
また、通常は既存装着エンジンを用いてリビルド化を行うようにしておりますが、コラボ先へ送った後に「傷みが酷く」再使用が叶わない場合も大変多くなって参りました。
具体的には余り走行距離が伸びていない個体に瑕疵が多く診られるようです。
エンジンリフレッシュの際に当店ではフリクション様製「ピストンキット」を使って製作を行っていますが、仕様変更に伴い現行モデルは昨年販売が終了となっています。※ご依頼分は総て確保して御座います。
その後は仕様変更を経てNEWタイプピストンキットのリリースの為、実車に搭載しての走行テストを当店で行っています。
普段使いで「ロングライフ」を確りと果たせるかが重要なポイントとなります。
本年4月末にフリクションからNEWピストンを組み込んだ腰下を預り、その後、当店でシリンダーヘッド関係をを組付けて実車に搭載にてテストを開始。
本年9月現在で約16000km程を走破しながら都度データーを収集中です。
そして間もなく2機目のテストエンジンが製作コラボ先から出来上がって来ますので、既存のエンジンと交換して搭載します。
尚、取り外したエンジンは分解して「ピストンとシリンダーの当り具合」を確認・検証等を行う予定です。
因みにフリクション様から送られてきた来たエンジンのピストンの組付けは「フルフロー」仕様です。そして2機目のテストエンジンは純正と同様の「セミフロー」仕様でのテストとなります。
従いまして、正式に発売に至るまでにはもう暫く時間が掛かると思います。m(__)m
ご覧いただき、ありがとうございます。
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