旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
下記銀ビートは以前から面識のあるお客様から将来を託され当店に入庫して参りました。そしてこの度、千葉県在住のK/S様にご成約頂きました。
実はこの銀ビートの車両情報としては、前オーナー様が当店のブログを参考にしながら、最寄りのホンダ系ディーラー様にて大変よく整備をされていた個体と伺いました。
例えば添付の記録簿によると、約7年程前にリビルド化されたエンジン本体&トランスミッション本体の搭載を始め。クラッチオーバーホール一式、燃料系ホース類の一部交換。前・後ブレーキキャリパーASSYの新品に交換やエアコン部品の一部交換等。
イソマサオートが日頃実施している「先回り予防整備」の内容に値するような整備を実施されたと伺いましが・・・幾ら同じようにとは言っても、残念ながらタイミングに依っては既に製廃となった部品も多くあり、それらを鑑みた場合総ての部品交換は到底無理であり、最悪は交換を怠った部位に大きな負荷が掛かり思わぬトラブルを発症することも・・・。
となると、その様な部位については「イソマサ対策部品」を交えての再構築化が必要となります。※イソマサ対策部品とは上記の様に整備の施工を行う際に製廃となった部品を、独自に工夫などを加え、自主製作した部品を指します。注”部品単品販売は行っておりません。<(_ _)>
例え過去に交換を実施した履歴が有っても、旧車ともなるとそのサイクルが以前と比べて短くなる場合も多く見受けられ、この様に納車整備のタイミングで再度交換を要す場合も多くなります。
上記の部品なども既に交換履歴が有り、現状でも問題無く使用されていますが、近い将来に再び交換を余儀なくされた部品の一部です。
例えばエンジンについてはリビルド化の際にヘッドカバーなどもリメイクされたこともあり「ピカピカ」。しかし問題は中身をどれだけ充実させるかが大切です。
整備履歴からすると未だ暫くは使用可能ですが、新ユーザー様に出来るだけご負担が掛からぬよう、このタイミングで「タイミングベルト関連一式」の交換を行いました。
その際には「クーラーベルト」、「ファンベルト」の交換と共に「AC.ジェネレーター」についてもリビルド品と交換しました。
燃料タンクなども2003年に交換履歴が有り、一見何の問題も無く見れますが・・・
タンク内部の上面はこの様になっています。※このままでも暫くは問題の発症も無いとは思われますが、乘り方や車両の保管状況に依っては近い将来エンジン不調を招く可能性を秘めている事は必定。
新しい「フューエルタンクCOMP」に交換すると共に「フューエルポンプセット」や「フュエルメーターユニット」、未交換だった「フューエルジョイントホースCOMP」「フュエルストレーナ―セット」など燃料系部品も洩れ無くリフレッシュを目的に交換しました。
※「フューエルポンプセット」については既存のブラケットを利用して「イソマサ対策部品」にて対応しました。
この後、まだまだ納車整備作業は続きます。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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