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エンジン&ミッションなどをOH済なのに何故各部の再整備を行うのでしょうか?後編外装整備

2023年11月21日

旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。

 

S/A様に成約頂いた黄ビートの納車整備の様子のご紹介となります。

現車は当店の管理ユーザー様が今から約4年程前にエンジン及びミッション、足回り、エアコン他の外装を省いた総合リフレッシュが既に施工済みの個体となります。前オーナー様のご都合により当店に入庫した後、この度S/A様にご成約頂きました。

では、納車は直ぐにとなりそうですが・・・。当店からするとそうも行かない理由があります。

それは出来限り新車時の状態に各部をレストアを施すこと。折角こから末永くお乗り頂くのですから、新車をお乗り頂いたかのような気分をとの当店の思いから・・・。

 

現況、一見では色艶ともに問題無き様な状態ではありましたが納車にあたって「外装同色全塗装」を作業を施工しました。内容的には新車時と同色のカーニバルイエロー(Y53)で行いました。

それと併せて経年劣化に伴う各部の瑕疵についても改善をはかりました。

 

当店で行う同色全塗装作業はご覧の様にボンネット内部に於いても再塗装を施します。

 

また、当店で全塗装施工の際には「ボンネットCOMP」については新品を使用しています。

理由)過去に既存の物を使用した結果。施工の後、暫くして表面先端に「エクボ状の錆」発症を経験したからです。

 

更に「フロントバンパーフェイス」、「リヤバンパーフェイス」も新品に交換して施工しております。

理由)材質が樹脂の為、経年により総体的に「縮み気味」となっており、補修歴によっては仕上具合も微妙な場合があります。しかし、一番の理由は「ボンネットCOMP」間の「ちり」※段差です。

 

フロントルーフ&ピラー部分については黒いフィルムを剥がして塗装処理を施します。

 

外装整備の際このタイミングは一生一回メンテナンスとの思いもあり、細部まで拘って処理を行います。

 

ご覧の様に新車時の様な仕上がりを目指します。

 

ステップ部分表面に錆の発症は見られませんでしたが、敢えて左右のステップを切開して錆・腐食の状態を確認を行いました。

理由)サイドシル部分はビートの肝ともいえる部分でだからです。勿論!一般的には既に錆腐食が外部に発症していて容姿の改善という目的が施工理由だと思います。しかし、その錆の進行状況によっては・・・

 

※上記は参考画像となりますがリヤフェンダーの中はご覧の様に「サイドシルエクステンション」、「リヤホイールハウスアウトリガー」、「リヤインサイドパネルCOMP」等の各部品を重ね合わせて「剛性」を保つているオープンカーであるビートの剛性を掌る重要部分なのです。

 

その状態の確認をも含めて行うという意味で当店では外装補修のタイミングで上記作業を施工しております。

 

続いてトランク内部についても確りと改善を含めた塗装を行いますした。

また、突然!「トランクリッドCOMP」が開かなくなる症状を改善の為に「トランクロック、スナップ」イソマサ対策部品の交換も行いました。

 

「トランリッドCOMP」と「トランクヒンジCOMP」部分ですが、取り外してみると意外に錆を発症している場合があります。一見見落としそうな部分ですが、取り外して確りと防錆処理施工します。

 

「アウトサイドパネル」部分についても上記同様の処理を行いました。

この度、S/A様には納車迄に長期のお時間を頂きましたのも、総ては乗り出し時から気持ち良く!末永くお乗り頂きたいと思いからです。

 

オプションとしてご依頼頂いた「ヘッドライトLED化」、「防舷ルームミラー装着」、「ステアリング交換」や「ペダルカバー装着」を行った後にロードテストを行い、各部の問題無きことを確認の後にご納車させて頂きました。m(__)m

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

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