S660 MUGEN RA( 660台限定車)のサスペンションキット交換のご依頼を頂きました。
現車は新車から約8年程が経過した現走行距離は約5万8千kmの個体となりますが、以前と比べて走行の際に幾分のふらつきを感じるとオーナー様からご相談頂きました。
検車の結果、原因は新車時から装着されているMUGEN RA専用「サスペンションキット」の経年劣化だと断定。
しかし上記はRA専用品の為、標準車に装着するそれとは仕様も大きく異なる「車高調仕様」となります。
草々に現物での前後「オーバーホール」又は、「ダンパーASSY」の新品入手が可能かを問い合わせてみるましたが、回答は何と!「双方共に対応不可」との答えでした。 ”(-“”-)”
さぁ~て困った!
現状、S660用の「社外車高調キット」は数多く存在すれど・・・果たしてオーナー様の思いを具現化出来る走りの再現が叶うか❓
ましてやオーナー様は元ビート乗りで、且つてはサーキット走行なども常時楽しんでお出での方ですのでスキルが・・・だからMUGEN RAな訳で
そこで「ビートプロショップ」であるイソマサオートとしては部品を組み合わせてのオリジナル仕様で対応させて頂きました。
しかし、いくら仕様が同じミッドシップであるビートと似ているとはいえ、ビート用イソマサ車高調と同じとはならないと思われますが、過去の装着実績を鑑みながら「各部品を組換えて思考を巡らせ」当店オリジナル仕様「S660用サスペンションキット」を製作しました。
装着仮セッティングの後、先ずはユーザー様に試乗をお願いしました。
試乗を終えられて戻られたお客様の第一声は何~んだ!こんなに乗り心地が良く成るんだったら、もっと早くイソマサオートさんに相談すれば良かったかも?との嬉しいお言葉。 (#^.^#)
その後は最終調整を兼ねて小生自ら乗車しての前後のダンパーの減衰調整を行い作業完了!
小生が感じたのはS660自体のボディー剛性が優れている為か?車体が新しい為なのか?ビートと比べてセッティングが容易に出来るかとも・・・従ってRAに限らず標準仕様の個体へも有効な組み合わせだと強く感じました。
これを踏まえ今後は他のS660乗りの皆様にもお勧め出来ると思います。その際はリヤ側のスプリングも赤(朱色)で揃えますが・・・
そして数日の後、再びユーザー様がお茶を飲みに来店。その後の様子についてお尋ねしたところ答えは (*^。^*) だそうです。
その瞬間!ほっと胸を撫で下ろすと共に、今回も良き仕事が出来たと自身を少々称える至福の時でもあります。 ( ^^) _U~~
ご覧いただき、ありがとうございます。
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2025 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント