タイヤに関する一寸!怖~いお話です。(@_@;) ( ..)φメモメモ
冬場にタイヤがパンクしてその際に簡易修理を施し、夏場の高速で走行中に突然タイヤがバースト!!なんて・・・。実際には多いにあり得る原因を解説いたします。
K/S様に於かれましてはビートに乘って夏季休暇を楽しく過ごそうという思いから、連休前に前/後タイヤの交換のご依頼頂きました。<(_ _)>
しかしその楽しい筈の連休中にも拘わらず、ご存知の様に毎日が雨模様。そして雨天走行中に運悪く、この長雨が影響したと思われる道路上に開いた大きな穴に後輪を落としてしまったそうです。(~_~;)
またその瞬間には結構な衝撃も感じたそうですが、取りあえずそのまま走行を続行。しかし自宅まであと約800メートル位いのところで、突然!後方から「ボコボコ」という音と共に「振動」が車体に伝わってきたとのこと。
一旦クルマから降りてリヤ側タイヤをまわりを確認すると、エアーも大夫少なくなっておりタイヤは( ゚д゚)、ペッちゃんこ状態、これが「ボコボコ、ガタガタ」の原因だと確信したそうです。
応急処置としてその場でスペアータイヤに履き替え何とか自宅へお戻り、その直後に当店にご連絡を頂きました。
一体如何すればよいかとのご相談を賜り、状況からするとタイヤ自身の損傷だけでなく足回りも心配なので、安全と安心を得るべくご来店頂く運びとなりました。
ご案内の通り去る8月9日に入れ替えたばかりのタイヤでしたので未だタイヤパターンのセンターに白いペイントも残っており交換するには勿体ないと思ったりもしますが・・・。
この部分が深めの道路の溝に落ちた部分となりますが、画像では何も問題なさそうではありますが・・・。しかし、この部位を起点に瞬間的にエア抜けを発症し、その後少しずつエア漏れを発症したと疑われます。
恐らく白い丸の囲んだ部分にダメージ(エア漏れの原因)を生じていると思われます。
そしてタイヤの横面を見ると、タイヤの文字が一部削れて消えているのとタイヤ一周に横筋が確認できます。エアーが少ない状態を気が付かずに走行した為に付いた跡です。
一般的にこの様な場合は「応急用タイヤ」に履き替えるか「パンク修理剤」を使われると思います。(*´ω`*) しかし実はタイヤの内側はとても凄いことが起こっているのです。(-_-;)
上記はエア抜けしたタイヤをホイールから取り外した直後の画像となります。(@_@)
また上記の黒い粉の正体は規定以下のエア圧で走行を続けた結果。タイヤの内側のゴムが剥がれ粉上になった物です。( ̄ー ̄)
新品タイヤの内側はこのような状態で、勿論!上記のような黒い粉などは皆無です・・・。
赤い囲いにご注目ください。タイヤパターン外側部分が極端にすり減ってしまった際に稀に見かける「ワイヤーコード」が見えています。
一般的にタイヤの表側パターン面は衝撃に強く肉厚も厚く設計されていますが、側面はそれほど肉厚は厚くありません。従って側面は余り丈夫な作りとは言えない構造となっています。
どちらにしてもパンク状態で走行してしまったタイヤの内側は酷い損傷状態となっています。具体的にはタイヤの内側のゴムがすり減って薄くなっている状態を指します。
タイトルにもある様に気温が低い冬場に上記のような状況のパンクを起こした際に応急処理を施工。
タイヤの内側ゴム壁が薄くなった状態で夏場の高速道路などを疾走すれば「タイヤバースト」などを引き起こす可能性もあり、大変危険であると思われます。
今回のK/S様の場合は再び新品のタイヤに入れ替えての対応となりました。(^O^)/
ご覧いただき、ありがとうございました。
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