千葉県在住のM/I様の緑BEATです。
このBEATに乗って早十数年いわゆるベテランです。
社外スポーツマフラーから純正マフラーへ戻したいとの諭旨のメールを頂きました。
で、本日、御来店にてマフラーの交換を実施となりました。
また、この度の純正マフラーへ交換にの決断にあたり、日頃、小生が口癖のように何時も話している事が気になられたようです。
その内容とはBEATに装着されているE07型MTRECエンジンは、アクティトラック/バンに搭載されている40馬力前後の出力のエンジンをベースに、各部品の強化を含め、吸・排気系の効率を最大限に高められたました。
その結果。軽自動車自主規制枠一杯のの64馬力までNAシングルカムのまま、高出力を発生をさせたチューンドエンジンとなります。
その様なバランスを考えるとノーマルマフラーは相当優秀な筈。
純正以外にもいろんなタイプのマフラーがあり、フィーリングが変わるのも楽しみですが・・・。
BEAT用にではなく、BEATの為に開発されたという点からして、小生、個人的にはノーマルか無限製が好きですが・・・。
別な事例としてもう一台入庫車両がありました。此方も最近になって社外マフラーから純正に交換された車両です。
しかし、その後、マフラーを純正に交換して判ってしまった事実があります。 (^_^;)
こちらのユーザー様はBEAT歴約1年のお客様。
ちょっと前に当店にて社外マフラーから純正マフラーに変更。
交換後、下の回転域から上まで思い切りアクセルを踏み込みながBEATライフを楽しんでおられました。
その様な折、当店に御来店されました。
3速でアクセルを踏み込むと加速より先に回転が上がってしまう?クラッチが何かおかしいのか?との事。
小生、早々に試運転しましたが、原因はクラッチディスクのスベリです。
ユーザー様には新品クラッチの付いた当店のデモ車に乗って頂き、違いを確認して頂きました。
入院手続きを済ませてお預かり致しました。
多分、社外マフラーが装着されていた際には中速域のトルクが出ていたので、上まで思い切りアクセルペダルを踏み込む機会が殆んど無かったようです。
因みに現在の走行距離。
※クラッチのスベリの原因について
一般的車両の場合、使用過多等によりディスクが摩耗してクラッチが滑る場合が殆ど。
しかし、BEATのクラッチディスクの場合はダンパーSPが原因のジャラジャラ音は出ますが、
摩耗による滑りでの修理は当店の場合は比率的に少ないです。
むしろフィーリング面の改善を目的としたメンテナンスが殆どです。
クラッチを繋げてゆく時ガタツキ気味(ジャター)で違和感を感じたり。2300回転~3000回転域での4~5速シフトにて走行時の「ジャラジャラ音」の不快な音が原因での修理が殆んどです。
もう一つの原因は、クランクシャフト裏側のオイルシール劣化でオイル漏れを発生し、クラッチディスク側へオイルが廻ってしまい、クラッチスベリの原因に繋がることも最近多いです。
注意したいのは他にもう一つ。
軽量フライホイール装着車両にクランクシャフトオイルシールからの漏れが多いようです。
小生のパールBEATも同じ現象で修理しましたが、不思議な物で同時期に別に2台程同じ症状にて修理しました。
因みに軽量フライホイールタイプ装着車の場合は、F1や2輪車のレース等に用いられる特殊グリス、「フリクション♯9を」塗布して対応しています。
それともう一つアドバイス!
ガンガンアクセルを踏み込んで長くお乗りになる方は、絶対に純正パーツにての施工をお奨め致します。
読んでいただいてありがとうございます。
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ビートの純正マフラーは、やはり味わいがあると思います。
街中でうるさすぎない、絶妙な音量。
しかし5000rpmあたりから、雑味のないメカニカルサウンドも加わって、ビートの本領が現れて来るようなサウンドに変わります。
もう、ほんと、たまりませんね(笑)