旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
T/H様にご成約頂いたH24年式バモス 2WD Lスタイリングパッケージ 5MT 走行距離101,200kmの納車整備の様子をご紹介いたします。
エンジン本体・足回り・ブレーキ等の原点回帰を済ませた黒バモスですが、専門店としての整備実績から実用の際に起こりえるトラブルを回避する為、ご納車前に先回り予防整備を行います。
上記画像はリヤゲートの内張を剝がした状態となります。
拡大すると左下側の茶色い部位がリヤゲート側のキーシリンダーなのですが、この部位を構成するロッド類などが経年劣化により不具合を発症する事が多く。リモコンキーを操作するもリヤゲートの「施錠」や「開錠」が出来なくなってしまう事象が多々・・・
その先回予防対策として「テールゲートロックASSY」と「テールゲートアクチェーターASSY」の交換も行いました。
現行車を含めたホンダ車軽関連の多くは一個の「クーリングファンモーター」を用いて「エンジン及びエアコン冷却」を担っており、バモスやアクティーの場合は過去の実績からすると約15万Km程で「クーリングファンモーター」の不具合を発症し始めます。
「クーリングファンモーター」が不動となれば先ずエアコンは冷えなくなり、またエンジン本体のオーバーヒートによる「シリンダーヘッドガスケットの破損」なども・・・発症すれば高額修理費用確定。
実例として夏季に「エアコン部屋」として使用する場合も考えられ、実際には実車の走行距離以上にエンジン稼働時間が延びている個体も多いと推測されます。
現車の走行距離は10万1千キロですが、装着されていた「クーリングファンモーター」を取り外して手動で動かしてみると「多少の抵抗感」が感じ取れました。社外品も安価に出回っていますが、バモスの肝となりえる重要な部位ですので必ず純正品「クーリングファンモーター」と交換します。
上記画像は「ブレーキマスターシリンダーASSY」のメンテナンスの際の様子で、メーターケースを取り外し作業します。
その際には結構な頻度で起こる「オド・トリップ」の表示が見えなく現象(照明バルブ切れ)を回避のためこのタイミングでのバルブ交換を行いました。
そして最後に金属製の「フロアーマット、プロテクター」を交換することによりゲートを開ける都度室内のリフレッシュした感が漂います。
今回ご紹介したバモス整備する際の肝の部分とは?ズバリココ!がバモスやアクティーをお乗りの皆様のお役に立てれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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