栃木県在住のK/S様は以前VER-Zにお乗りだったとの事でしたが、この度ご縁が御座いまして平成4年式 VER-C /走行距離55000キロをご成約頂きました。
この個体は前オーナー様がお乗りの際にも、当店にて管理させて頂いていた優良整備車両です。
が、しかし、この個体に於いても納車に際しては重整備を施工する事としました。
先ずはメンテナンスに向けての準備作業からのご案内です。
優良整備車なのに何故?このタイミングでエンジンオーバーホールなどの大掛かりなメンテナンスを実施するのか?
果たしてその答えとは ( ..)φメモメモ
初めにリビルド化を済ませてコラボ先から戻ってきたNEWエンジンの画像です。
今回は現車に装着されていた既存エンジンをベースに、新しいピストンやロッカーシャフト、ロッカーアーム等も同梱にてリフレッシュを依頼しました。
戻ってきた既存パーツを調べてみると、少走行がゆえに動かしてない時期も有ったようで、ピストンリングも若干固着気味・・・。
エンジン始動直後からエンジンが暖まる迄の間、小生の耳に若干聞こえてきた「シャリシャリ音」は、矢張り、シリンダー壁とピストンリング間を初め各パーツの習動傷音でした。
上記の様エンジンからの異音は車齢を積み重ねた割に少走行車な個体に多く見受けられる現象となります。(-_-;)
燃料ポンプや各燃料ホース類と併せ、クラッチマスターASSY等も交換を予定しております。
エンジンまわりに装着する各センサー類やインジェクターASSY類です。
純正のクラッチディスク&カバー、ステアリングラック部分のブッシュ類。スタビライザーブッシュA/BタイロッドエンドASSY等の足まわりのブッシュ一式。
また、フロントロアアームブッシュの打ち替え交換も予定しています。
ドライブシャフトについては過去にブーツ類を数か所交換にて対応しておりましたが、今後を考えて左/右ともにリビルドASSYと交換となります。
他車種流用対応にて電動ファン及びモーターも交換となります。※これ以外の水まわりパーツについてはエキスパンションタンクのクリップ1個迄総て新品に交換済みとなっております。
ここで最初の質問に戻りますが、
イソマサオートでは何故このタイミングでエンジン&ミッションオーバーホールを実施し、納車しているのでしょうか?
また、それと併せて上記の様に純正部品を「ふんだんに交換」するのでしょうか?
ズバリその答えは!
再販されたパーツの豊富なこのタイミングでの総合メンテナンスを逸すと、ビートの存続が本当に危ういと考えているからです!!
※通常の市販車輌の場合。新車販売終了時から12~3年を経過すると、各パーツの供給が怪しくなると言う事をお忘れ無く・・・。(-_-)
そんな事から考えるとビートは特別な車だと言う事もまたお忘れ無く。
尚、念の為、お断りしておきますが・・・。
上記総てのメンテナンスに掛かる工賃及び部品代については、車両価格に含まれておりますので、オプション以外お客様から追加料金等を頂く事は一切御座いません。
継続車検取得を含めた納車整備の準備が整いました。納車に向けて、定休日開けからいよいよ作業開始となります。
K/S様、今暫くのお時間を頂きます。
読んでいただいてありがとうございます。
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優良整備車両だからこそ、パーツが豊富な今のこのタイミングで交換するべきなんですね。
運よく今後生き残れる個体は、現時点でどこまでリフレッシュできるかがカギですね・・・。