前回の記事に続いて燃料関連のメンテンナンスの様子をご紹介いたします。
先ずはセオリーの通りに「フューエルタンクCOMP」と「フューエルポンプASSY」、「フューエルメーターユニット」と共に「フューエルフィードホース」と「フューエルジョイントホース」を交換。
更に最近燃料を満タンにした際に暫くの間続くガソリン臭を断つべく、給油口と「フューエルタンクCOMP」間を繋いでいる「フィラーネックチューブ」と「ブリーザーチューブ」についてもイソマサ対策部品を使っての対応としました。
また、大方の個体が車齢30年を経過したビートは、上記「インジェクターパッキンセット」の交換も必須となります。
新品交換を推奨する理由は下記にあります。
ノズル自体の洗浄やと出量の調整はリビルド化にて叶いますが、「インジェクターパッキンセット」画像の囲み「電子コイル部分」が経年劣化が原因で正常作動せず、電流を送れない場合も時折起こりえるようです・・・。
※上記は2番シリンダーがデトネーション(異状燃焼)を起こしたシリンダーヘッドの参考画像となります。
では、最悪どのような事態が起こり得るか?答えは、規定量の燃料がシリンダー内に供給されなくなることも考えられ、結果、デトネーション(異状燃焼)を誘発し、強いては「シリンダーヘッドガスケット抜け」を発症すると考えます。”(-“”-)”
何故それが想像から確信に変わったのか?それは今から約10年程前にエンジン本体のリビルド化を図った後、数千キロしか走っていないにも拘らず、「シリンダーヘッドガスケット抜け」を発症した個体があります。
また、自社で「シリンダーヘッドガスケット交換」を行った後、比較的短期間で「シリンダーヘッドガスケット」抜けを発症。(~_~;) ※その頃は未だ「ディストリビューターASSY」などの一部を省き、電装系パーツは殆ど未交換の時期でした。
それから数年が経過し後、上記同等の作業実施と併せて「インジェクターパッキンセット」を交換した個体については「シリンダーヘッドガスケット抜けは皆無」となっており、その後も同様の措置を講じるうちに思いは想像から確信へと変わりました。(^^)v
結論として、旧車ビートをメンテナンスする際には、中途半端な部分を残さずに確りと新品部品で対応する事が寛容だと言えます。これが「ビートレストア専門店」であるイソマサオートが出した答えとなります。
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