旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
この個体についてはお預の後、各部のリフレッシュ整備の様子のご紹介既に3回程ブログでご紹介しておりました。確か?前回は7月9日の記事が最後だったと記憶しています。
そしていよいよ今回は総合整備の集大成とも言えるリフレッシュ整備が叶ったエンジン本体&トランエンジンスミッション本体を車体へ搭載する様子をご紹介させて頂きます。
小生も皆様と同じビート乗りですので、出来上がりを心待ちにされているオーナー様のお気持ちは痛い程判っているつもりですが・・・
この先を見据え敢えて実動エンジンをベースにリフレッシュを行うのだから、現状揃い得る部品は一つでも多く新しい物を使いたい。
との思いから大変長い日数をお預かりとなっていること、小生も大変心苦しく思っており、仕上がりを心待ちにされているオーナー様にはお詫びの言葉も御座いません。<(_ _)>
その様な中10月中旬より欠品となっていたエンジン関連の部品が漸く入荷の目処が経ち始めましたので。今回を皮切りに今月から来月にかけ急ピッチでエンジン関連の整備が進むようになると思われます。
上記は「オルタネーターASSY」を始めとした電装関連の補器類装着から始まります。
クラッチ一式についても、使えそうではありますが敢えて再使用を控え純正新品にて交換取付としました。
程なくしてエンジン本体&トランエンジンスミッション本体の車体への搭載が叶いました。
ドライブシャフトを装着しました。
リヤビームを装着の際には各エンジンマウントを始め、再販が叶った「リヤコントロールアームCOMP」、「リヤロアアームCOMP」左右や「リヤラジアスロッドブッシュ」などもこのタイミングで交換としました。
そして、本日の作業はここ迄となりました。
その理由としては、ご入庫の際に燃料系については過去に整備履歴が有るとのことから作業を割愛しておりました。
しかし念の為にと再点検した結果。
「フュエルタンクCOMP」や「フュエルポンプセット」の痛み具合が思ったよりも進んでおりました。
その件をオーナー様にご連絡をしたところ、NEWエンジンへ与える影響も鑑みて交換がベストな選択肢と仰って頂き「フュエルメーターユニット」共に瑕疵部分を交換することとなりました。
ご承諾を頂いた後、即座に端末を叩いて部品の発注をかけましたが、早くても週明け木曜日以降入荷となる予定です。
昨年後半からメーカーに在庫が有る部品であっても遅配が多くなりました。更に拍車が本格的に掛ったのが本年4月以降、輸送関係にとって大打撃となっている「2024年問題」も直撃。
そして、働き方改革での労働時間の短縮によって部品の生産性に於いても影響が出ているようです。
この件については単にホンダに限ってのことでは無いようですが・・・
作業は更に続きます。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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