安い・高いでは語れない、この車でなければ味わうことのできない感覚がある。アナログ車は操る楽しさが満載です。
旧車を維持していくためには、経年劣化という事実から目を背けず、確実な整備を施したうえで楽しむことが肝要です。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」による施工を強くお勧めいたします。
昨年秋頃、お客様より「ここ数年来、雨漏れに悩まされている。このままでは楽しいビートライフが送れない」とのご相談を頂きました。
症状としては、強い雨の際に室内フロアへ水が溜まる状況とのこと。
その為、フロアマット類を外した状態でお乗りになっていたご様子でした。
ご提案させて頂いたのは「トップクロスASSY(幌・スクリーン)」の張替交換です。
ちょうど昨年10月以降、純正部品の価格改定がございましたが、お客様は値上がり前にパーツを確保済み。準備の良さが光ります。
そして今回の車検入庫のタイミングで、いよいよ交換作業に着手となりました。

まずは既存トップクロスの取り外しと、ソフトトップフレームASSY(幌骨)の状態確認から開始します。
事前に伺っていた雨漏れの症状から、ある程度の予測はしておりましたが…

実際にウエザーストリップおよびリテーナーを取り外していくと、スチール製フレームは広範囲に渡って錆による腐食が進行。
リテーナーの再固定すら困難な状態で、フレーム単体での再使用は断念せざるを得ませんでした。
この時点で通常であれば作業継続が難しいケースとなりますが、オーナー様より「将来を見据えて確保していた中古良品のフレームがある」とのご提案が。

まさに経験に裏打ちされた備え。
早々にご持参頂き、作業を継続することが出来ました。

その後、トップクロスの張替は無事完了。
さらに数日間の経過観察を行いながら、ガラス位置調整および各部の当たり調整を実施し、雨漏れ対策としての最終仕上げを行いました。
今回のように中古良品のフレームが確保出来たケースは非常に稀であり、現状ではソフトトップフレームASSYの入手は極めて困難となっております。

つまり――
「幌の劣化」だけでなく、「フレームの腐食」も同時進行している可能性が高いというのが現実です。
雨漏れが気になり始めた段階での早期対応が、結果として修理の選択肢を広げることに繋がります。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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