展示販売車両の事前に行ったエンジン&燃料系メンテナンスの様子となります。
車歴としては当店で長年管理させて頂いた車両で、車検は元より法廷12か月点検及び、乗っても乗らなくても半年に一度はオイル交換に起し頂いていた車両です。
因みに走行距離は90064キロ。この度は「セミコンプリートパッケージ」にて販売する車両に行うエンジン系メンテナンスのご紹介となります。
当店で販売する車両は現況特に不具合が無くても、必ず予防メンテナンス施工を必須としております。
なお「セミコンプリートパッケージ」で販売の場合は、エンジン&ミッション共に1年間又は10000キロ迄の保証となります。
先ずはシリンダーヘッドを取り外し、手動にて実際にピストンを動かし、シリンダー壁の状態を目視で点検します。
※状況に依ってはボア測定等も実施する場合も勿論!あります。
上記をお読みになり、結構?簡易的な判断だな~と思われるかもしれませんが・・・。
しかし、元々大丈夫だと思われるエンジンを分解しておりますので、点検程度でも十分大丈夫なのです。(^O^)/
更にブロック面修正処理を行い、ガスケット抜け対策パーツと併せてシリンダーヘッドガスケットを交換します。
次にシリンダーヘッドのオーバーホール作業を実施します。
このエンジンの場合はエキゾースト側では無くインテーク側のバルブステムオイルシール部分に大量のスラッジが付着しています。この状態はなかなか珍しい状態です。
オイル管理はとても良い車両でしたので、恐らくあまり回転を上げずに近場だけを静か目にお乗りだった様です。
その証拠にカムシャフトのリフト部分の痛みもほゞ皆無!! (^_^)v
シリンダーヘッド側のカムシャフト装着面も非常に良好な状態です。
メンテナンスが完了したシリンダーヘッドをブロックと合体し、タイミングベルト関係一式を組み込みエンジン内部のメンテナンスは終了となりました。
更にエンジンに付随する補器類に装着されているディストリビューターASSY等の電装系と共に、燃料系(ポンプ・インジェクター含む)パーツもこのタイミングで交換と致しました。
上記作業を施工の後は当然の結果となりますが、「カチカチ、カタカタ」などの微異音も皆無の、とても静かなエンジンに仕上がりました。( ^)o(^ )
旧車にとって問題となるのが、純正パーツの供給が叶ううちにその作業を完了する事だと思います。
例えば最近再販が叶ったパーツの中でも、再び製造廃止となったパーツもチラホラ出始めている現実をご認識頂きたいのです。
イソマサオートが納車整備の際にふんだんにパーツを交換するのは、ご購入後先ずは10年先迄ノントラブルで乗れる事を想像すると共に、一人のビート乗りとして、そのことを節に希望しているからです。
成約の際にはブレーキ系を含む各部と併せての車検整備を行う予定です。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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