兵庫県在住のT/F様にご成約頂いた黄ビートの納車整備の様子のご紹介となります。
前回の記事では足回りのリフレッシュを中心にご紹介しましたが、いよいよ車の核心部位であるエンジン、ミッション関係へと作業は進みます。
実は先日、ビートに関して可成り詳しい当店のお客様が埼玉県から久しぶりに来店され、第一声!トランスミッションの「3~4速のシンクロナイザースリーブセット」が手に入らなくなったようだけど、イソマサさんは大丈夫なの!!
あぁそれと「5速のシンクロ」も暫く前から無いようだよね!!そんな状況でオーバーホールしてもミッションは長持ちしないいんじゃね~のかなと・・・。
小生、ハイ!その通りですとお答えしました。
そもそもミッションを分解する主たる理由は、経年で劣化したオイルシール類や(特にメインシャフト部分の)ベアリング類等の消耗部品の予防交換となります。
または走行距離が極端に少ない個体であっても、経年が原因での「オイル漏れ」や、乗らないで車庫内で時折エンジンを掛けを行い続けた結果、「メインシャフトベアリングからのうなり音」が発症している場合も少なくありません。
※上記は5速のシンクロナイザースリーブセットの画像となります。
またシフトチェンジの回数が著しいビートにとって、肝となるのがシフトチェンジの際にギヤとギヤとの回転差を制御する役目をしている「シンクロナイザースリーブセット」です。
部品構成としては「1~2速」、「3~4速」「5速」と3つに分かれており、当店でオーバーホールを施工の際には必ず新品部品で交換しています。
そしてお客様へは・・・ご心配なく (^^)v 「3~4速」及び「5速」のシンクロナイザースリーブセットも1~2速と同様、新品部品で対応していますとお答えしておきました。
※尚、部品単品のみの販売は行っておりません。m(__)m
※上記画像は過去記事に使用したものでイメージ画像となります。
あっ、一寸、トランスミッションのウンチクが過ぎました。”(-“”-)” さて、組み上がったトランスミッションをNEWエンジンと合体。
いよいよ車体への搭載となります。
如何でしょうかとても綺麗な下回りですね! 大事に保管して頂いていた前オーナー様に感謝致します。m(__)m
専用機材を使って車体へ搭載となりました。
予定通り、エンジン&ミッションの搭載が叶いました。その後各部の配管配線を済ませ、程なくしてNEWエンジンはとてもスムーズなホンダサウンドを奏でました。!(^^)!
週明け早々に車検受験の後、兵庫県の軽陸自へ代行センター経由でナンバー申請を行い、定休日明けには新ナンバーと車検証が戻ってくる予定となります。
ナンバー取付の後、初期慣らしを兼ねた試運転開始と共に細かい部位の整備も併せて行います。
ここから旧車は一寸したところに意外な労力を費やすこともしばしばあり、思わぬ時間を費やす場合も多いのです。^_^;
兵庫県在住のT/F様。その様な訳で納車の連絡を差し上げる迄、今暫くお時間を頂きます。m(__)m
<自動車関連業者の皆様へ>
エンジン本体やミッション本体のリビルド品の提供依頼のご相談を時折頂きますが、最近の上記状況を考慮し、「単体での供給」が難しいことをどうぞご理解ください。※現車をお預かり出来。尚且つ、付随部品交換を含めてのメンテナンスお任せ頂ける場合はこの限りでは御座いません。m(__)m
ご覧いただきありがとうございます。
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