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ご成約車の納車整備の様子。その2 サスペンション&ブレーキを含めての各部足回りのリフレッシュ作業。 

2022年07月24日

埼玉県在住のS/Y様にご成約頂いた銀ビートの納車整備の様子をご紹介させて頂きます。時折公開させて頂く「納期遅延とお詫びとお願い」の最たる例ともなるこの個体は、昨年11月末にご契約頂いて未だにご納車させて頂いていない状況。

S/Y様が代車のオイル交換に見えになる度に只ひたすら頭を垂れるのみでして・・・。(;^ω^) マンパワーの問題と部品入荷の遅延にて大変お待たせしております。<(_ _)>

※またこの場をお借りしまして、昨年秋に「新車購入から30年目のご褒美として総合メンテナンス」の為のご相談を頂き、ご入庫ををお待ち頂いているH/S様へ、間もなくご入庫のご案内となりますので今暫くお待ちくださいませ・・・。<(_ _)>

 

 

さて本題へと戻りまして。

前回のご紹介記事では、当店が販売するビートを外装仕上げの際に必ず行う拘りの作業についてご紹介致しました。その2ではサスペンション&ブレーキを含めての各部足回りのリフレッシュ作業の様子をご案内致します。

 

前・後ブレーキ系の総リフレッシュと共に、経年劣化が進んだと思われる純正サスペンションを取り外してNEWイソマサ車高調KITを標準車高設定で装着しました。

 

また前・後ブレーキ系のリフレッシュとは、キャリパーASSYやブレーキローター(国産品)、ステンレスメッシュ製ブレーキホース、ディスクパッド、ブレーキマスターASSY+α等の総てのブレーキ関連パーツの交換を指します。

 

次にステアリングラック系のメンテナンスとなりますが、昨今特に劣化が目立ち始めた「タイロッドダストシール」は亀裂は車検不合格となり得る部位の為、現況は大丈夫であっても、先回り予防整備として漏れなく新品パーツ交換を実施しています。

 

また交換の際には、ステアリングラック本体をボディーに固定する為のパーツである「ギヤボックスマウンティングブッシュ」については既に製廃となってしまっている為「イソマサ対策部品」を用いて対応しています。

※ここで注意したいのは、経年で劣化したブッシュを再使用した場合、アイドリングの際にステアリングに伝わってくる微振動の改善は得られませんし、うかつに付け焼刃的意味で「硬質なブッシュ」などを使用すると・・・その場では良く感じるかも知れませんが、実際は車体への負担が過大となり、将来的に良い結果を生みません。(~_~;)

 

奥側の光るロッドが再販となった「ラックエンドセット」で、上記「ギヤボックスマウンティングブッシュ」の交換と共に大きな効果性を得ることが出来ます。効能としてはコーナリング時の回頭性が大幅に向上します。

また画像手前側の左・右「スタビライザーブッシュ」についても交換としました。※交換することにより直進安定性が向上します。

 

走行距離は約9万キロであってもゴム製ブッシュ系の経年劣化は否めません。

従ってフロント側ロアアーム系ブッシュA・Bにつても漏れなく交換とします。※高速道路などの走行の際に路面の継ぎ目を通過の際の「ガタン」が大幅に軽減されます。

 

現車のグレードは最終110型VER-Zとなります。標準装備のアルミホイールについてはリム部分を手磨きにて小傷を仕上、更にリム内側についてはサフェーサ処理にて小傷等を消し、最後にクリヤ処理を施し仕上げました。

そして既存装着のタイヤは2019年製でまだまだ使用可能でしたが、当店推奨のダンロップEC204の新品と交換しました。

 

「原点回帰」とは各部品を同時期に交換してから「リスタート」することだと思っています。

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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