総合整備（レストア）でお預かりした黄ビートの作業もいよいよ大詰めとなりました。

旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。

タイトルにもある様に総合整備（レストア）施工の為に、長期間車両をお預かりしていた黄ビートの作業もいよいよ大詰めとなりました。

ブレーキ関連を含むロッド類やブッシュ類を含む他各部のリフレッシュ交換を行いつつ、取り外した既存エンジン及びトランスミッションのオーバーホール作業を行っている間に外装同色全塗装の施工を行いました。

内容的には単に同色全塗装を行うのでは無く、錆・腐食の発生が診られない状態であっても敢えて左・右のステップを切開し、ステップ内側の錆処理を行うと共にリヤクォーターパネル内部の様子を確認します。

併せて一生一回メンテナンスの一環として、フロアー部分についても「アンダーコート処理」を施工しました。

そして補器類を装着したNEWエンジンとトランスミッション本体はいよいよ車体への搭載準備完了しました。

その後暫くして車体への搭載が叶いました。

搭載後は再び各部補器類を取り付け及び配線、配管等を済ませ・・・待ちに待ったエンジン始動の瞬間が訪れました。

毎回訪れるこの瞬間、オーナー様には先に体感して仕舞い大変申し訳ないと何時も思うのですが、この瞬間の「ドキドキ」が堪りません。

そして製作にあたっては各部位において、当店が供給可能（含むイソマサ対策部品）な新品部品を使って仕上げたNEWエンジンは、力強く雑味の無い咆哮を見事に奏で始めました。(^_^)v

この後は一部残る作業を施工した後に車検取得を行い、初期慣らしを兼ねた試運転を暫し行った後にお客様のお手元へお返しすることになります。納車迄今しばらくお時間を頂きます。<(_ _)>

ご覧いただき、ありがとうございました。