旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
過去に於いて外装全塗装や水回り一式交換の施工、NEWイソマサ車高調の装着のご依頼を賜っておりましたが、今回は初の車検でご入庫頂きました。
しかし、この個体については正直上記整備を省いて当店では整備実績が有りません。ですので、各部を点検を慎重に行いがら、まだ未施工の部分を含めてのリフレッシュを行いました。
その際の作業の様子のご紹介をさせて頂きます。
今から約9年ほど前に社外新品と交換した「ラジエターCOMP」ですが・・・
入庫時の点検の結果経年劣化が著しく、このタイミングで交換としました。
ブレーキ系統のメンテナンスとなりますが既存装着の「ブレーキマスターASSY」については過去に新品交換の履歴がありました。しかし、既に今年1月に製廃となってしまいました。
どんどん純正部品が枯渇して行く事は容易に予想もつきましたので、この部位については今から約5年程前に開発は完了しております。(部品単品販売は行っておりません)
但し今回の場は既存装着部品が使用可能との判断から、サイクル的には少し早めでは有りますが、オーバーホール作業を実施しました。
そしてブレーキキャリパーについては何度かのオーバーホールの実施履歴が有りましたが、経年劣化からか?改善が難しい状況も多々伺えるようになった為。
このタイミングで純正再販部品を使っての原点回帰を行いました。また、その際には部分的な交換に留まらず関連部品一式交換としました。
車検整備とは別に今回ご依頼を頂いたのは、シフトレバーの「センターズレ」を直してほしいとのことですが、その要因は幾つか考えられます。
更に目視点検の結果、どうやら「ショートシフト」に改造されていうようで・・・何やら嫌な予感も・・・
先ずはシフトリンケージ関連のリフレッシュを行いながら改善を試みる事とし、其れでも治らない場合は別部位の原因の可能性も考えられます。
その場合は標準仕様のシフトレバーを含むリンケージの中古部品を用いての対応や、トランスミッション本体を分解作業をも視野に入れての作業となります。
作業は更に続きます。
ご覧いただき、有難うございます。
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