東京都在住のK/I様に「フルコンプリートパッケージ」メンテナンスにてご成約頂いた個体の納車整備の様子となります。
現車は平成4年式VER-Cで走行距離は約2,2万キロと極めて少走行。
正直、車齢29年を考えると極端に少走行な個体でもあり、外観・内装共に非常に程度は良いのですが・・・。
実は少走行がゆえに、過去におけるディラーでの車検整備の際には最低限の消耗パーツを交換した程度で、それ以外は余り整備も施していないこの様な車両は正直いってとっても危険な状態。(~_~;)
従ってビート専門店である当店としては、総合的な重整備を行いお客様の手元へお届けする事となります。<(_ _)>
例えば燃料タンクの内部などは、実際に燃料ポンプを取り外して中を覗いてみると・・・。
一見、錆や腐食も診られず程度は良好の様に思えます。
しかし、アングルを変えタンク内上面を確認すると、何とご覧の様に腐食が発生していました。
「暫く乗らない時には燃料を満タンにして置けばタンク内は錆びない」と言うのは単なる都市伝説だと悟った瞬間です。”(-“”-)”
既存装着されていたタンクについては使用を諦め、燃料ポンプ及びゲージと共に新品のタンクへ交換となりました。
その後はエンジン&ミッションを車体から取り外しました。
取り外した目的はこれから10年先迄、ビートを安心して楽しくお乗り頂く為、エンジン本体&ミッション本体のリフレッシュを施工する為となります。
既に30年近くが経過しておりますので、「延命処置」などと言う曖昧な表現では無く、旧車を末永く楽しむにはごく当たり前の作業だと思っております。
エンジン本体からスロットル他の補器類を全て取り外し、エンジン製作コラボ先へ発送の為の準備を行います。
昨今は、単にリビルド化と言ってもそう簡単に作業は進まず・・・。
従ってオーバーサイズピストンを含む、純正新品パーツも併せて用意し、同梱にてエンジン製作コラボ先へと送ります。
エンジンが出来上がってくる迄の約1ケ月ほどの間作業は暫くお休みとなりますが。
水まわりのメンテナンスなどは先に終わらせておきます。
仮装着のリヤ足回りの画像となりますが、再販となったロアアームやコントロールアーム、及びラジアースアームブッシュ類は交換メンテナンスを済ませ、来るべきメンテナンスの再開を待つこととなります。
クリック⇒後日再びメンテナンスの様子をご紹介したいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
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